2009年10月14日
かりば
若い方はピンとこないかもしれませんが、歯というのはあるとき突然、根っこごと抜け落ちることがあるのです。
いわゆる歯周病の末期の状態です。
それがもし上の前歯だったりすると、そのままでは人前に出られなくなりますし、発音や食事がとてもたいへんになってしまいます。
失った歯が1~2本であれば固定式(さしばタイプ)のかりばを装着することもできるのですが、5~6本ですと、入れ歯タイプのかりばを作らなければなりません、しかも大急ぎで・・。
意外と知られていないことですが、かりばを作るのはけっこうたいへんなのです、、特に入れ歯タイプは。
でもご存じない方は、「何かかんたんなものでいいから、とりあえず歯を入れてくれませんか・・」と言われます。
ぐすん、かんたんなものなどございません。。と言いたいところをぐっとがまんして作ります。
・・というのは冗談で、実はかりばを作るのはきらいではありませんから、いつもよろこんでお作りしています。
作ること自体も好きですが、歯を失った部分に歯が入る劇的な瞬間がたまらなく好きなのです。
患者さんもとてもよろこんでくれますから、実にやりがいがあります。歯を失ってマスクを着用していた生活から解放され、その日はご機嫌で帰って行かれます。
そんなとき、がんばってよかったなぁと、いつもそう思います。
予約が混み合っているときはすぐにお作りできない場合もありますが、できるだけその場でその日のうちに作りあげるように努力しています。
Filed under: かりば — admin 23:39