ホワイトニング(歯の漂白)に用いるマウスピースとジェルのイラストです(アイキャッチ画像)。

ホワイトニング(歯の漂白)の基本情報

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ホワイトニング(歯の漂白)のおはなしをしましょう

通信販売などでホワイトニングジェルとマウスピースを購入して自分の判断でホワイトニングをされている方が増えていると聞きました。

自己判断ですべてを行うことになると思うのですが、不安はないのでしょうか。私はとても心配です。

さてジェルを購入する際、濃度の高いものを買われる場合は注意が必要です。と言いますのは高濃度のジェルを使用しますと、歯や歯ぐきに対する刺激が強くなりますので、しみたり場合によっては炎症を起こしたりすることがあるからです。

そんな中、私がおすすめしたいのは10~16%のジェルです。

低濃度ではもの足りないですか?
そうですね、たしかに効果が弱いのではないだろうかと心配になるかもしれません。

ところが意外かもしれませんが20~30%の高濃度とされるジェルよりも低濃度のジェルのほうが浸透が良いのです。浸透が良い=効果がスムーズであるということです。

低濃度のジェルによるホワイトニングは、一見遠回りのように感じられるかもしれませんが、私の長年のホワイトニング施療経験からしますと、低濃度のジェルでホワイトニングをされた方は多少時間はかかりますが着実に白くなります。

それに加えて濃度が低いことによりあまりしみないため、快適に、そして安全にホワイトニングを続けることができます。白さの持続効果も十分期待できます。

白さも大事ですが、歯の健康も大事です

歯の健康を保ちつつ、効果的なホワイトニングを受けていただくことが私の希望です。

近年さまざまなホワイトニング方法が開発され、ずいぶん様変わりしたようにも感じられますが、現時点においてもオーソドックスなマウスピースによる方法が、最も適切な治療効果と安定感をもたらすと考えています。

では次に、ホワイトニングの期間中、歯の健康を保つためにやっておくべきことについておはなししたいと思います。

ホワイトニングを受けられている方におすすめしたいハミガキコ

この件に関しましては諸説あるとは思いますが、えとう歯科ではアパガードリナメルをおすすめするようにしています。

はなしが急にハミガキコの話題になりましたので説明を加えますと、歯に加わる刺激から歯を守ること、それが歯の健康を保つことなのです。

そして、それが出来るのがハミガキコだけなのです、主に。

実はホワイトニングによって、ほんのわずかですが歯の表面が傷むことがあります。

そのような状態の歯表面(エナメル質)にアパガードリナメルを少量やさしく塗りこんでおくと、傷んだ歯表面の微細構造が回復して、しみることが少なくなります。

*ホワイトニングにはしみるという現象がかならずついてまいります。

さらにアパガードリナメルを長期間(年単位で)使用すると、歯がキラキラと輝きはじめます。

この効果は副次的なものではありますが、歯が健康になり、色調も明るくなることを期待して使い続ける人は多いようです。

*アパガードリナメルを使用する主な目的は歯を守ることです、主に。

いつまでも白さが維持されるケース

私のホワイトニング施療経験で、何年たっても白さにかげりが生じない方が一定数いらっしゃいます。

なぜそのような現象が起こるのかにつきましては今なお解明できていません。
けれどもそれらの方の歯に共通しているのは、つめものなどの処置がほとんどなされていない無傷の歯であることが多いということです。

未解明ながら、そのあたりが何らかの要因となっているのではないだろうかと私なりに推測しています。

ホワイトニングは取り組み方も大事

白さの長持ちに関連してですが、ホームホワイトニングに特化して申しますと、ガツガツと取り組むよりも、ごくふつうに(お渡しした)説明書どおりに取り組んでいただくほうが白さがきれいで持続効果も高いようです。

ホームホワイトニング

一度にたくさんのジェルをマウスピースにつめこんで、ひたすら長時間装着していれば白くなる効果や白さの持続効果が高まるような気がしますが、どうもそうではないようです。

適切な量のジェルを使用して、適切な時間で切り上げ、コツコツと続けることが白さと美しさをもたらす効果的な方法だと考えます。

*マウスピース内に必要以上にたくさんのジェルを填入しますと、歯もはぐきもしみますので注意が必要です。

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