セラミッククラウンの形を希望どおりに仕上げるには

自分が想像していた形とはちがう形のセラミッククラウンが出来上がってきたことはないですか?

セラミッククラウンの形はだれが決めるべきでしょうか。
それはもちろん患者さまです。

ところがご相談に来られた方にそのあたりをうかがってみますと、「出来上がったセラミッククラウンをそのままくっつけた。そういうものだと思っていた。」、「形については特に希望を聞かれなかった。」、「かりばとかけはなれた形のセラミッククラウンが出来上がってきたので、作りなおしてもらった。」といったご経験を語られる方がとても多いです。

かりばはだいじです

わたしの医院では、かりばを作製する段階で、一旦ご希望の形に完成させておいて、その形、大きさをセラミッククラウンに移し変えて仕上げるようにしています。いわゆるコピーです。
きちんとコピーしておけば、ほぼ同じ形、大きさのセラミッククラウンが出来上がります。

このように、かりばの段階をとてもだいじにしています。

たとえば最終的に出来上がったセラミッククラウンが、ご希望の形とはちがう形のものだった場合、そのセラミッククラウンをどんなに修正してみても、ご希望どおりの形、大きさに仕上げるのはかなりむずかしいと思います。
もしそのような結果になってしまったならば、もう一度かりばの調整~型とりの段階にもどって治療を再開したほうがよいと思います。
少々時間はかかってしまいますが、かりばの有用性に立ち返って取り組むことで、よりよい結果が得られると思います。

かりばの段階で何度も修正をくりかえして、納得いく形態を完成させることが成功の秘訣です

色調はかりばでは表現できませんから、色見本から選んでいただきますが、そのほかの要素である形、大きさ、角度、厚さ、ふくらみなどはかりばで十分表現できます。

かりばは樹脂製ですので、何度もけずったり、樹脂を足したりすることができます。ですので遠慮せずにご希望、ご不満などを口にしていただいて、イメージを伝えていただきたいのです。

この方法ですと、最終的なセラミッククラウンに対してご不満を抱かれることはほとんどありません。
かりばの段階で患者さまご自身のご希望や意見をうかがっていますから、ご不満が出てくることが少ないのです。