歯の変色、変色歯

日本人の歯の色は、アイボリーあるいは白が一般的です。
白と言ってもまっ白ではなく、黄色に近い白であることが多いようです。

歯の色が変化すること、歯の色が元々あまり白くない状態であることを歯の変色と表現しますが、歯の変色には大きく分けて二通りあります。

ひとつは歯の表面に外来の色素が付着している状態、もうひとつは歯の内部の色素が濃い状態です。

前者(歯の表面に色素が付着している場合)においては、クリーニング(プロフェッショナルクリーニングとも言います)によってきれいにします。かんたんに言うと、歯の表面をこすって汚れを除去することです。

後者(歯の内部の色素が濃い場合)においては、薬品を作用させて白くきれいにします。この方法をホワイトニング(歯の漂白)と言います。

このように、歯の変色に対する処置には二つの方法があるわけです。
クリーニングで十分きれいになって満足したのでそのまますごしたいという方もいますし、さらに白さを追求してホワイトニングを受けてみたいと希望される方もいます。

順序としましては、まずクリーニングを受けていただくのがよいと思います。
ホワイトニングはそれから考えましょう。

犬歯ホワイトニングの進行具合

ホワイトニングを始めてみて感じられることですが、犬歯だけほかの前歯にくらべて、ゆっくりと白くなってゆくことがわかります
ホワイトニングを終えた時点での白さも、犬歯だけほかの前歯より白さが劣ることがあります

これは、犬歯の元々持つ色素がほかの前歯よりも濃いことが理由であると考えられています
そのほか犬歯のエナメル質(歯の最表層)の厚さがほかの前歯より厚いことも犬歯ホワイトニングをむずかしくする原因となっているようです

犬歯をしっかり白くすることにこだわりすぎて、過剰な処置を施しますと、知覚過敏を起こすことがありますから注意が必要です

ホワイトニングによる白さは個人差があります

ずっといい色

名称未設定-1

ホワイトニングのメンテナンスは、半年ごとがよいと思います

そのくらいの間隔でメンテナンスを受けていただけますと、長年にわたっていい色が保たれます

メンテナンスで来院されたときに、ほかの歯の点検や歯石や着色の除去なども行いますので、結果的に全体的によい状態が維持されます

ずっと歯を白くしておきたいという目標をもつことができれば、お口全体の健康にも関心を向けることができます

ホワイトニングがひとつのきっかけになってくれることをねがっております

変色気味の歯の治療

sh

歯の色を改善させる治療の第一選択は、ホワイトニングです。
けれどもホワイトニングでは改善がむずかしいことがあります。

それは、歯の内側の色素が濃く変化している歯や、複雑な色調をしている歯のような場合です。
このような歯を変色歯(へんしょくし)といいます。

変色気味の歯はラミネートべニアやセラミッククラウンなどで色調を改善することができます。
ホワイトニングは薬剤の化学反応によって歯を内側から白くしますが、ラミネートべニアやセラミッククラウンは、人工素材(セラミック)によって歯を外側からカバーして白くする治療方法です。

ホワイトニングは上下で比較

it

ホワイトニング治療を受けられる場合、まずは上の歯だけをホワイトニングすることをおすすめします

なぜなら、下の歯の色を基準にしながら、徐々に白くなってゆくのを実感できますので、治療に対する意欲がどんどん高まってくるからです

上の歯が白くなると、ほとんどの方が満足されます
その時点でもし下の歯の色も気になるようでしたら、下の歯のホワイトニングを受けてみてはいかがでしょうか

補足
上下同時に始めると上下とも白くなりますから、白くなったことに気づきにくいようです
比較対象物があったほうが、変化を感じやすいということです

ホワイトニングその後

ホワイトニングその後

ホワイトニング治療を受けたあとはどうすればよいのでしょうか?

そのままにしておくと徐々に色がもどってしまいますから、メンテナンスを受けていただくのがよいと思います

わたしの治療経験では半年~1年ごとの間隔で受けていただくのがのぞましいと考えています
すると、ちょうどよい色調を長年維持することができます

中にはメンテナンスを受けていないにもかかわらず、色調や光沢が維持される方もいます
上の写真の方は、ホワイトニング実施後5年間、メンテナンスを受けていませんでしたが、白さが維持されていました
とてもめずらしいケースです

一方で、白くなってもすぐにもどってしまうということもありますので、継続してメンテナンスを受けていただくことをおすすめします